セリエA ローマ

ジェコ「イタリアでの人種差別は予想以上だった…」

エディン・ジェコ 写真提供:GettyImages

 ローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコは、イタリアでの人種差別の多さを語った。16日、英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 今シーズンからインテルでプレーするベルギー代表FWロメル・ルカクへの人種差別的なチャントや、ミランのコートジボワール代表MFフランク・ケシエの人種差別的なチャントなど、スタジアム内でのサポーターの人種差別的な行動が問題視されているセリエA。

 先日にはイタリアのサッカー番組で出演者が「ルカクを止める方法はバナナを食べさせること」と話し、番組を降板するなど、人種差別に対する意識の希薄さが目立つことが多くなっている。

 ジェコもイタリアでの人種差別の多さを目の当たりにしてきたようだ。以下のように語っている。

エディン・ジェコ

「(人種差別)は他の国々よりも大きな問題になっていると思うよ。特にイングランドとは比べ物にならない。

 ほかの選手のためにもこういったことを止める必要があると思う。連盟にも可能な限り、人種差別を止めてもらえうように願っている。

 このことに関して、何を言うべきかはわからない。ただ、今日も起きている人種差別は間違いなく素晴らしいことではないね。

 イングランドでプレーしていたときは、日に日に改善されているのが分かった。人種差別は日を追うごとに少なくなっているよ」