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法政大は逆転負けでV逸…「リーグ、天皇杯に引きずらずにやることが大事になる」

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法政大は準優勝に終わった

[9.7 総理大臣杯決勝 明治大2-1法政大 ヤンマースタジアム長居]

 2年ぶりの優勝を目指した法政大(関東5)だったが、明治大(関東1)に1-2で逆転負け。2年前のリベンジを許す結果に終わった。

 前半23分、右サイドからのCKをMF大西遼太郎(4年=磐田U-18)が頭で合わせて幸先よく先制。しかしそのわずか2分後に同点弾を決められると、後半24分にはCKから逆転弾を献上。一度失った流れを取り戻すことは容易ではなかった。

 試合直後に行われた表彰式。銀メダルを掛けられたイレブンの表情が変わることはなく、一様に視線は落ちたままだった。大西は「サッカーの差というより、走り切るところであったりの徹底されているところの差が出てしまった」と声を絞り出す。そして「リーグ戦がすぐに始まる。天皇杯もあるので、引きずらずにやることが大事になる」と必死に顔をあげる。

 今大会は主将DF加藤威吹樹(4年=広島ユース)を欠く戦いを強いられていた法大だが、決勝で代役に抜擢されたDF蓑田広大(2年=青森山田高)も「不甲斐なさというか、力不足を感じた」と唇を噛む。しかし落ち込んでばかりもいられないとばかりに「明治の年に?それだけは絶対にさせません」と自らを奮い立たせるようにして話していた。

(取材・文 児玉幸洋)
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