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「暑い」を連呼の山形指揮官、東京は何が違う? 驚きの“暑さ対策”も告白「効果なかった」

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暑さについて言及した山形の木山隆之監督

[8.18 J2第28節 東京V 0-0 山形 味スタ]

 記者会見が始まる前、会場に入るなり「山形から来ると暑さが…。暑さの質がね。(山形は)ガーッと暑いですけど、こういう嫌な暑さではないです。過ごしやすいです(笑)」とつぶやいた。

 モンテディオ山形木山隆之監督を辟易させたのは、山形とは違う東京独特の暑さだったようだ。試合展開にも影響したこの日の気候について「このコンクリートからくる暑さは本当にこたえる。多分選手たちもそうだと思います」と振り返った。

 山形は雪国ということで、暑さは他の地域ほどではないと思われがちかもしれない。しかし日本の観測史上、初の40度超えを記録したのは1933年7月25日の山形(40.8度)。2007年8月16日に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市(40.9度)に塗り替えられるまでの約74年間、日本の歴代最高気温を保持し続けていた。

 それでも就任3年目の木山監督いわく、東京とは暑さの質に大きな違いがあるという。「何とか暑い中でやれるチャレンジはしているんですけど、(山形は)どうしてもやっぱり暑くてもカラッとしていて、湿度がそんなになくて、夏場東京とかに来ると、ちょっと息苦しさは否めないかなというのはある」。

 過去にはアウェー戦前にさまざまな“暑さ対策”も行っていたようだ。「蒸し暑い格好をして練習させたことも去年あったんですけど、あまり効果がなく(笑)」と報道陣の笑いを誘い、「夏はやり方をちょっと変えてでも、耐えるしかないのかなと」と続けた。

 また、木山監督は味スタまで駆けつけ、酷暑の中でホームに負けない声援を送った山形サポーターに対して「我々のサポーターがたくさん来てくれて、なんとか勝ち点3をプレゼントしたかったのですけども、できなかったです。でも感謝を申し上げたいと思います」と言及。最後に報道陣へ向けて「皆さん、お体には気をつけてください」と言い残して会場を後にした。

(取材・文 阿部哲也)
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