J1川崎フロンターレの日本代表MF三好康児(22)が17日、欧州移籍のため、成田空港から出国した。

初の海外挑戦となる三好は「いよいよ行くぞという気持ちでいます。このタイミングでチャンスをつかめたので、生かしたいなと思います」と意気込んだ。正式オファーを受けていたベルギー1部のロイヤル・アントワープへの移籍が決定的で、今後は現地でメディカルチェックなどを受ける予定だ。

三好はベルギーリーグの試合映像などもチェックしたことを明かし「行ってから感じたい部分もありますし、面白いリーグだとは思いました」と話した。ロイヤル・アントワープについては「スピード感があって、縦に速いイメージがある」と語り「自分は攻撃の選手なので。ポジションをつかむためにも、得点という結果を出さないといけないし、積極的に仕掛けていきたい」と力を込めた。

三好は来夏に23歳以下で出場する東京五輪世代の中心選手でもあり、6月の南米選手権ではA代表デビューも果たした。川崎Fで同期加入のDF板倉滉も今年1月に海外移籍を果たすなど、同世代の若手選手も多く海外へと活躍の場を移している。三好は「(刺激は)それぞれ持っていると思いますし、自分は自分のことに集中して、自分のチームで結果を残してやるだけ。結果を残す残さないもそれぞれの努力次第だと思いますし、しっかりと自分の足元をみて戦っていければと思います」と話した。

三好は今季は川崎Fから横浜F・マリノスへ期限付き移籍していたが、今月15日に両クラブ、選手の合意のもとに同移籍の契約を解除することを発表していた。