元スペイン代表のヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(35)が、20年東京パラリンピックで視覚障がいのある選手を対象とし実施する「5人制サッカー」に初挑戦した。

大会組織委員会が同大会の機運醸成を図るために作製したPR動画に出演し、エース川村怜(30)を含む現役の日本代表と共演した。

初挑戦のイニエスタは音を頼りにボールを扱う高難度の競技性を体験しながらも、すぐに両足でボールをコントロールした。一方で、試合の撮影シーンでは、ボールを持った選手にあっさりと抜かれたり、ボールを持った時には、あっさりとボールを奪われるなど、サッカーでは見られない場面もあった。撮影の合間には選手に教えを乞うような場面も見られた。

イニエスタは5人制サッカーを体験した感想を「彼らとのプレーは素晴らしい経験だった。一緒に時間を過ごしたら、彼らがどれほどすごいことをしているかよく分かった」と語った。20年東京パラリンピックに挑む日本代表へは「幸運を祈ります。そして、素晴らしい経験を楽しんでほしい。彼らの試合をぜひ見たい。彼らとの一緒に行ったトレーニングはとても楽しかった」とエールを送った。

川村は共演に「夢のよう。最初は信じられなかった」とコメントした。