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これまでの鬱憤を晴らす快勝劇だった。名古屋グランパスは10日、明治安田生命J1リーグ第22節で川崎フロンターレを3-0で下し、11試合ぶりの白星を手にした。さらに、リーグ戦で7年も勝てていなかった川崎F相手の快勝。なぜ、名古屋は王者を圧倒することができたのか。スポーツライターの飯尾篤史氏は、自分たちの枠組を取り戻すことができたことに、名古屋勝利の要因があると見ている。

◆王者からもぎ取った3カ月ぶりの白星

 名古屋グランパスが実に11試合ぶりに掴んだ勝利は、今季のベストゲームと言える内容だった。

 立ち上がりから相手を押し込んでミスを誘い、早い時間帯に2点を先行。その後も主導権を握って3点目を叩き込み、ワンサイドゲームを演じてみせた。それも、リーグ2連覇中の川崎フロンターレを向こうに回して――。

 「忘れていた自分たちのサッカーができたというか、こういうサッカーをして勝っていくんだ、という手応えが得られた試合だったと思います」

 川崎F攻撃陣を沈黙させたセンターバックの中谷進之介は、こう言って胸を張った。2ゴールを奪った和泉竜司のプレーはキレキレだった。ダメ押し点をマークした前田直輝のプレーはノリノリだった。

 その一方で、選手間の距離も適切だった。

 守備陣は常にハイラインをキープし、川崎Fを自分たちの枠の中に閉じ込めた。「ラインを高くすることができたので、相手がボールを受けるスペースはなかったと思います」と振り返ったのは、左サイドバックの吉田豊だ。

 全体がコンパクトに保たれているから、ボランチのジョアン・シミッチとエドゥアルド・ネットは軽快にボールをさばいて、相手に潰されることはなかった。十分なサポートに恵まれたガブリエル・シャビエルも気持ち良さそうにプレーしていた。

◆システム変更に見えた強気の姿勢

 なぜ、自分たちの枠組を取り戻せたのか――。その要因のひとつが、システム変更だろう。

 ここ数試合、名古屋は3バックを採用してきた。前節の浦和レッズ戦では2-1とリードして後半を迎えたが、勝利から見放され、自信が揺らいでいるのか、あえて5バックに変えて、引いて守って凌ぐという判断を、ピッチ内で下したようだ。

 その結果、アディショナルタイムに同点ゴールを浴びてしまった。

 「ここ2試合、自分たちで相手を受け入れる時間が長すぎたから、今日は自分たちがしっかりボールを持って、自分たちが相手を操ることを積極的にやっていこうと」

 川崎F戦後、風間八宏監督はこう語った。この言葉を聞くと、4バックへのシステム変更には、5バックにするという弱気の選択肢をなくし、「積極的に相手を操れ」というメッセージが込められていたように感じられた。ガブリエル・シャビエルも言う。

 「久々の布陣でしたが、自分たちが慣れている布陣なのでやりやすさがあった。ジョーへのサポートも増えるし、良い守備もできたと思う」

 川崎Fが思わぬアクシデントに見舞われた影響も小さくない。

 5試合ぶりにスタメン復帰した大島僚太がウォーミングアップ中に負傷し、欠場を余儀なくされたのだ。

 急きょ出場することになった山村和也にとっては、酷な状況だった。しっかりとした準備ができなかったはずだし、プレーメーカータイプの大島とはタイプがあまりに違いすぎた。

 この日、川崎Fは両サイドハーフに阿部浩之、脇坂泰斗という、相手の間でボールを受けるのが得意な選手が起用された。そこには、ボール保持で名古屋を上回る、という狙いを感じ取れたが、この起用が大島の欠場によって裏目に出た。

 ボランチ陣がゲームを組み立てられないため、阿部と脇阪がボールをもらいに下がる場面が増える。こうして川崎Fは前線と中盤以降の距離が空き、バランスを崩すのだ。

 「最初は我慢していた」という中村憲剛がたまらずビルドアップのヘルプに行く頃にはすでに2点を失っていて、ゲームの趨勢は決していた。

◆この快勝劇で問題が解決したわけではない

 暗く、長いトンネルを抜けたら、快晴が待っていた――。しかし、このまま快晴が続く保証はどこにもない。

 今回の快勝劇は、川崎Fが名古屋の土俵に乗ってくれたおかげだからだ。いや、もともと両チームは同じ土俵で戦うチーム。それゆえ、5月17日の前回対戦のように、互いの良さを引き出し合う好ゲームになることもあれば、ちょっとしたアヤでワンサイドゲームになることもある。

 問題は、同じ土俵に乗ってくれないチームに対して、どうするか。名古屋対策を講じてきた相手を攻略できるようになってこそ、本物だろう。

 ただ、確かなのは、風間監督のチームは、スランプを乗り越えたとき、大きく成長するということだ。風間監督時代の川崎Fも、好不調の波を繰り返しながら、リーグ屈指の攻撃力を誇るチームへと変貌を遂げたのだから。

飯尾篤史

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190813-00010023-goal-socc



1 2019/08/13(火)
川崎が強くなった過程と、名古屋が歩んでる過程は、似ているようで違うんだよね。
ボールをしっかり保持をして相手を押し込んでいく点は同じだが、ある程度システマチックに選手が動く川崎と違い、名古屋は個々の選手の判断とチーム全体のコンセプト共有によってゴールにアプローチする。
風間さんは川崎でやってきたことを一段階超えて、さらに高いレベルのチーム作りを目指している。その取組みの成果は徐々に目に見えてきていたし、引き分けや負けた試合でも内容自体が悪かった試合は少なかった。
やろうとしていることが明確で、目先の結果に右往左往せず、着実に強化に取り組んできた成果。それはユース選手権優勝の結果でも明らかだ。
負けたとはいえ、ボール保持率では大きく名古屋を上回った川崎は、今季の負け数が一番少ない最強チーム。その川崎を力でねじ伏せた名古屋の力は決してまぐれではなく本物で、来季は間違いなく優勝争いに絡んでくる。

2 2019/08/13(火)
名古屋は前からプレスしてボールを奪って、それが出来なくても最終ラインを押し上げてコンパクトにして川崎にスペースを与えなかった。
前節の浦和戦とは違うのは一方的に長い時間、相手に押し込まれる展開をさせなかったこと。

浦和戦は後半は防戦一方でいつ失点してもおかしくなかった。
川崎は脇坂を右サイドで使った意図がよくわからなかった。
前からプレスに来る相手を剥がしてボールを前に運ぶってことがなかなか出来なかったからチャンスがなかなか作れなかった。
後半は苛立つ選手が多くて逆転するっていう気持ちも感じかれなかった。
途中出場の斎藤学は試合の流れを変えないといけないのに、名古屋の選手とやり合うだけで。
途中出場の選手のメンタルがあれでは勝てるはずも無い。
後半の川崎のヘディングで押し込むもゴールにならなかった場面はゴールっぽかったけど。

4 2019/08/13(火)
名古屋サポです
川崎の出来が良くなかったのは肯定します
が、川崎が前から出てきたから勝てた
というのはどうでしょうか?
確かに、名古屋は後ろでブロックを組んでくる相手は苦手です
だけど、相手がいいパフォーマンスをしてくれば、それは関係なく負けてます
逆に、いくらブロックを組んでこようが
そこに綻びがあって複数点を奪えるようであれば、大勝もあります
アウェイのトリニータ戦あたりから良くなってきているとは感じていたので
やっと、それが実を結んだだけのように思います

5 2019/08/13(火)
謎の勝ちがあって、謎の負けがある。名古屋らしいと言えば、名古屋らしい。

6 2019/08/13(火)
川崎は平均年齢が高すぎるで暑い名古屋での試合で動けなかったのでは??
若い子の方が運動量だけ考えたらと思うが、名古屋は戦う姿勢が半端なかった!満員御礼の中で見せてやろうという姿勢が良かったのではないのかな??
次のお菓子杯は両チームのスペクタクルな試合に期待してしまう!ww

8 2019/08/13(火)
4バックの方が安定してる。
ずっとこれで行くべき
監督のしたいサッカーには3バックなんだろうけど

9 2019/08/13(火)
シャビエルのあのターンは素晴らしかった。
味方が良いプレーすると自信持ってプレーできるようになるっていうのもあると思うな。
それにホームでサポーターも盛り上げたしね。

10 2019/08/13(火)
負けている試合の原因は
①ハードワークをしない選手がいる
②選手の距離間が遠い
③とられてはならないポジションでミスが出る
③は前節相手のミスもあり助けられた場面はあった。
これに関しては味方の選手か声をかけるなど対策はしようがある。
ジョーが得点してくれれば、さらに勝ちに近づく。

11 2019/08/13(火)
川崎心配です。命がけで明日岡山行こうかと思っています。審判との折り合いが悪くて最後まで荒れてしまった。名古屋の最初のゴールはオフサイドともいえるし、ゴールライン割ったのに川崎ゴールにならないし、阿部はPKもらえたと思う。気持ちの切り替えができずに谷口の退場までなった。

12 2019/08/13(火)
名古屋がよかったというより、川崎がひどかった
パスはつながらないし、終始押し込まれていた
名古屋がこれで自信を持ったら次の試合負ける

13 2019/08/13(火)
川崎が調子悪かっただけと言えばそれまでだが…
この勝ちは大きい

15 2019/08/13(火)
とにかく次の松本戦が大事になる?順位が下とか上とかは関係ない、連勝することで上位浮上も望めるはず、そろそろジョーのゴールが見たい!!

16 2019/08/13(火)
要因は川崎Fが名古屋の土俵に乗ってくれたおかげ。そのとおり。風間さんの教えが浸透してるからね。
引いてカウンターの他のチームには決して通用しません。
グランパスが球廻しで疲れてミスしたところを即効カウンターで得点します。同じ土俵に乗ってくれないからまた負けますよ。

18 2019/08/13(火)
シャビエルの存在が大きい。

19 2019/08/13(火)
確かに川崎は今期ワーストな動きの重さだったけど、川崎らしさ、良さを消せる動きが名古屋は出来ていた。
続かなきゃ意味ないけどね

21 2019/08/13(火)
密かにグランパスはトヨタスタジアムで川崎に勝ったのは初めて。なぜか湘南とはトヨタスタジアムで対戦したことがない。

22 2019/08/13(火)
あっさり下位チームに負けるのも名古屋の特徴。
応援しまっせ!!

24 2019/08/13(火)
勝てないストレスがピークに達すれば一気に吹っ切れる時がある。要因はそんなもんでしょ。

25 2019/08/13(火)
ずば抜けた選手のいないウチが勝つには4バックと3バックの押してる時と押されてる時に臨機応変に変える
それがあたった

27 2019/08/13(火)
ルヴァン杯でどのような影響があるか?

28 2019/08/13(火)
川崎もとうとう落ち目にきたか。みんなに言えるけど、馴染むのに時間がかかりすぎだよ。山村は完全に戦犯じゃんか。

29 2019/08/13(火)
ベストベームって何?

32 2019/08/13(火)
ベストベームってなに?

33 2019/08/13(火)
たぶん、選手が監督の言うことを聞かなくなったのが要因。

34 2019/08/13(火)
勝ってもつまらない試合はありますが、負けて楽しい試合などありません。
風間監督、勝つための努力をして下さい。
その上で見て楽しいサッカーを期待しています。

36 2019/08/13(火)
まぐれ(笑)

37 2019/08/13(火)
簡単だよ。川崎の2連覇はまぐれ。リーグ戦はまぐれでも優勝できる。
リーグで優勝争いするより、残留争いする方がクラブとして経験値は上がる。そして名古屋と川崎の対戦で言えば、基本的に毎回名古屋が内容で圧倒していた。

38 2019/08/13(火)
やはりお金は偉大な解決策の一つなのだ、と実感する勝利。ブラジル人2トップにブラジル人ボランチのコンビ。スタメンの半分は助っ人。これでスタイルの定着を声高に叫ぶクラブのむなしさは一体どんなもんだろうか?

39 2019/08/13(火)
勝った要因って単純に1人多かったからじゃないの?

40 2019/08/13(火)
川崎は毎年終盤に調子を上げるイメージだから、夏場は弱いんじゃない













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