【清水】「我慢」で1勝つかめ!松本に“8度目の正直”篠田監督「厳しいゲームになる」

スポーツ報知
対松本初勝利を狙う清水イレブン

 J1清水エスパルスは10日に松本と対戦(午後6時・アイスタ)する。9日は三保で非公開調整した。このカードは過去J1、J2、ルヴァン杯の公式戦で7度対戦し、3分け4敗と未勝利。篠田善之監督(48)は「我慢」をキーワードに挙げ、難敵撃破を狙う。

 清水が“8度目の正直”に挑む。松本は直近8戦勝ちなしで16位に沈んでいるが、篠田監督は「手堅いチーム。(前節完封勝ちした)マリノス戦より厳しいゲームになる」と断言。慢心を排除して臨む姿勢を強調した。

 鍵は「我慢」だ。松本は守備を固めてくることが予想され、焦って攻めてボールを失えばカウンターの餌食になるのは必至だ。指揮官は「攻守両面で辛抱強く、我慢強くやらないと」。司令塔のMF河井も「自由にやれるスペースは少ないだろうけど、一瞬を逃しちゃいけない。少ないチャンスで仕留めたい」とポイントを明かした。

 松本は3バックが濃厚。左MF西沢は「(ウィングバックを含めた)5バックをどれだけずらせるか。流れを見て判断していく」と、流動的に動き守備陣をかく乱する構え。右MF金子も「狭いスペースでもゴリゴリ行けば、(右サイドバックの)エウシーニョも生かせる」と攻撃の青写真を描いた。

 松本は今季12得点中、6点をセットプレーがらみで挙げている。篠田監督は「僕らの立ち位置を見てポジショニングを変えてくる。惑わされちゃいけない」と厳命。この日の非公開練習でも時間を割いて対策を練った。

 連勝なら今季3度目。自身2度目の2戦連発がかかる西沢は「決められたらうれしいけど、それよりも勝つことだけ考える」と言った。個々が役割を全うし“緑の壁”を乗り越える。(武藤 瑞基)

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