【鹿島】採点&寸評 酷暑&中2日で奮闘も…後半ロスタイムに決勝点献上
◆明治安田生命J1リーグ▽第21節 湘南3―2鹿島(3日・BMWスタジアム)
鹿島は後半ロスタイムに決勝点を浴び、湘南に2―3で敗れた。後半開始から7分までに立て続けに2点を奪われたが、FWセルジーニョ、伊藤翔のゴールで一時同点に。気温31・2度で行われた前節の浦和戦(1△1)から中2日の一戦で執念を見せたが、2―2で迎えたラストプレーでCKから3点目を与えた。
採点と寸評は以下の通り。
大岩剛監督【5・5】優勝を目指すチームが3点目を取りに行くのは当然のこと。そこに間違いはない。11人と18人の選択には一考の余地
GKクォンスンテ【6・0】連携ミスからのピンチは自らかき出す。山本がいればフィードも問題なし
DF永木亮太【5・5】競り負けて決勝点献上。だがこのチーム事情。朝鮮出兵前後の血迷った豊臣秀吉でも彼のことは責めないはず
DFチョンスンヒョン【5・0】その場ジャンプと足出しでは存在感も、ボランチエリアまで奪いに行くとろくな事が起きず
DF犬飼智也【5・5】失点には直接絡まずとも、DFリーダーとして3失点という事実には向き合わなければ
DF小池裕太【5・0】1失点目は飛び込み遅れ、2失点目はつぶせず。珍しく感情をあらわにするシーンも
MF三竿健斗【6・0】山本投入の意図を汲み取り左サイドへ好フィード連発。シュートも惜しかった
MF名古新太郎【6・5】攻守に本領発揮。どちらのペナルティーエリア内でも仕事ができるボランチ。代表入りも近いか
MFレアンドロ【5・0】前節途中OUTの彼で交代枠1枚浪費は痛かった。厳しい立場になってきた
MF白崎凌兵【6・0】酷暑2連戦でどちらも走行距離両チームトップ。シュート精度は欠いたが、ドラマ「女王の教室」の阿久津真矢先生でも彼のことは責めないはず
FW土居聖真【6・0】セルジ弾アシスト。シュートは0本も、佐々木君登板なしで大船渡高にクレーム電話をした人たちも彼のことは責めないはず
FWセルジーニョ【6・0】右MFに移り、ゴール前に詰めてライダーキックで追撃点。あるぞ右MF先発起用
FW伊藤翔【6・0】後半9分IN。ど真ん中PKで一時同点ゴール。2戦連発
DF山本脩斗【6・0】後半9分IN。高さのあるサイドバックのありがたみを知る36分間だった
FW上田綺世【―】後半41分IN。出場時間短く採点なし
池内明彦主審【6・0】アドバンテージ見落としが1度あったが、その他おおむね吹きすぎず吹かなすぎず
※平均は5・5~6・0点