「物事を変える必要がある」 アーセナル、サポーターが独立趣向のオーナーに嘆願書提出

アーセナルの筆頭株主であるクロエンケ氏【写真:Getty Images】
アーセナルの筆頭株主であるクロエンケ氏【写真:Getty Images】

独立趣向のクロエンケ氏に対し、16の団体が意見を主張「分岐点に立っている」

 アーセナルのサポーターグループとブロガーたちを合わせた16の団体が、プレミアリーグのアーセナルを「生き返らせる」ために、スタン・クロエンケ・オーナーに対して嘆願書を提出したようだ。英公共放送「BBC」が報じた。

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 アメリカの富豪でアーセナルの筆頭株主であるクロエンケ氏は、2007年にアーセナルを買収してから「独立趣向」の取締役として知られてきた。近年、スタジアム問題が解決されてからも選手獲得に対するアプローチを怠ることが多く、サポーターからは批判が上がっていた。今夏の移籍市場でも他クラブが多額の移籍金を使って補強に動いているなか、アーセナルはわずかな予算で陣容整備を行わなければならない状況に立たされている。

 変化を求めるサポーターグループとブロガーたちは、手を取り合ってオーナーに嘆願書を提出。書面の2ページ目には、「受動的」でアーセナルを「投資の商品」としか見ていないとクロエンケ氏を非難し、「アーセナルは分岐点に立っている。物事を変える必要がある」と記してあるという。「BBC」は、アメリカの億万長者であるクロエンケ氏への不満を表明するために、これだけ多くのファンが集ったのは今回が初めてだと伝えている。

 アーセナルは2003-04シーズンにプレミアリーグを制して以降、リーグ優勝を勝ち獲ることができず、昨季はUEFAヨーロッパリーグ決勝でライバルのチェルシーに敗れるなど苦しい時期が続いている。今回の嘆願書提出が、現状打破につながるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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