J1ジュビロ磐田は16日、次節ホーム浦和レッズ戦(20日午後7時、エコパ)に向けて磐田市内で練習を再開した。

前節アウェー松本戦で、就任後初白星を挙げた鈴木秀人監督(44)は「1勝で喜べる立場にない。松本戦の勝利をつなげるためにも、重要な試合になる」と語気を強めた。選手たちも、緊迫感漂うグラウンドで約2時間半、汗を流し続けた。

松本戦でつかんだ勝ち点3で、チームは最下位を脱出。しかし、シュート11本で1点と「決定力不足」の課題は大幅に改善されなかった。MF森谷賢太郎(30)も「やりたいことが徐々にできるようになっている。チャンスもつくれているけど、結果は(速攻からの)1点。もっと精度を上げていかないと」と気を引き締める。この日も、攻撃側が数的優位の状況での「崩し」の確認に時間を割いた。今季初の連勝へ、チームの状態を上げていく。【前田和哉】