J2アルビレックス新潟はオフが明けた16日、第23節レノファ山口FC戦(20日・維新みらいふスタジアム)に向けた練習を聖籠町のクラブハウス練習場で行った。ボランチのMF戸嶋祥郎(23)が今季自身初得点を狙っている。

果敢にシュートを狙った。ハーフコートで行った10対10の試合形式の練習、戸嶋は積極的にゴールに迫った。前が空いたときは迷わず打つ。利き足とは逆の左でミドルを決めてみせる。ゴール前のこぼれ球にも懸命に食らいついた。

「常にシュートは狙っている」。第17節FC岐阜戦からボランチで出場し、6試合連続フル出場中。「攻め上がってペナルティーエリア前で受ける」とイメージはできている。ただ、前節横浜FC戦はチャンスをものにできず0-2の敗戦。「決めるところで仕留めないと、この先が厳しい」。J1昇格を目指して勝ち点を重ねるために、当然得点が必要。それを自身にも課す。

スタメンが続く中、筋トレ、体幹トレなどを体調に合わせて強度を考えながら行うようになった。ナイターの前には散歩やストレッチを取り入れる。状態は万全だ。「練習からゴールを決めているのが強いチーム」。レノファ山口FC戦はそれを実証する場と位置付けた。【斎藤慎一郎】