J1磐田からJ2横浜FCに移籍したMF中村俊輔(41)と、同じくJ1広島から移籍したFW皆川佑介(27)の入団会見が16日、チームの本拠地・ニッパツ三ツ沢球技場で行われた。
日本代表通算98試合出場24得点の中村が「チームを変えるのはリスクもあるが、自分のプレーでポジティブな移籍にするしかない。(チームを)J1に上げたい、また自分がJ1の選手になる」と決意を語れば、大先輩と並んで会見を行った皆川は「俊さんと並んで記者会見をしていることが一番緊張しています。自分のプレーを前面に出して昇格できるよう頑張りたい」と緊張した顔で力を込めた。
横浜FCには11歳年上のカズことFW三浦知良(52)が所属。中村は「(年齢のことは)カズさんがいるから、言っていられない」と衰え知らずのレジェンドに負けじと奮闘する。
中村は横浜市出身で、高校時代は神奈川・桐光学園でプレー。本拠地のニッパツ三ツ沢球技場は思い出の地だ。「プロ初ゴールもここですし、思い出がいっぱいあるグラウンド。(試合に)出るだけじゃなくて良いプレーをしないと意味がない」と久しぶりに帰ってきた地元での活躍を誓った。
2人はこの日の午後から練習に合流予定。J1参入プレーオフ圏内の6位まで勝ち点4差の9位につけるチームの逆転でのJ1昇格に向け起爆剤となる。