川崎フロンターレはアビスパ福岡に勝利して、開幕戦からの不敗記録を昨季と同じ11試合に伸ばした。

前半19分、右CKのこぼれ球を拾ったFW遠野がペナルティーエリアの外からシュートを放つと、クリアを試みた相手の頭に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。昨季期限付き移籍で福岡に在籍していた遠野にとっては、うれしい“恩返し弾”。

しかし前半ロスタイム3分、福岡DFエミル・サロモンソンに直接FKを決められてしまい、1-1で前半を折り返した。

後半は雷雨の影響で約20分遅れての開始となった。試合が動いたのは同10分。今季初先発のFW知念が、遠野のシュートにゴール前でちょんと触れて、ゴールに流し込んだ。

後半ロスタイムには、FWレアンドロ・ダミアンとのワンツーで突破したDF山根のゴールも生まれ、3-1で勝利した。福岡は終盤敵陣に攻め込む時間帯もあったが、流れの中で追加点が奪えなかった。