鹿島アントラーズの相馬直樹新監督(49)が14日、オンラインで取材に応じ強い鹿島を取り戻す使命を口にした。

クラブはこの日、ブラジル人のザーゴ監督(51)の解任と相馬コーチの監督就任を発表。クラブOBで川崎Fなどで指揮を執った経験のある新監督のもと、激しい風雨の中、17日の徳島戦に向けた練習を行った。

新指揮官は「もう1度、強い鹿島を取り戻す。常勝と言っていただいているが、今は15位。チャレンジャーとして戦わなければいけない」と強調した。

OBでクラブの根幹のジーコスピリット(誠実、尊重、献身)も知り尽くす。今季は先制されても勝ちきれないもろさが顕著で、伝統が薄れつつあった。その中で「謙虚に足元を見てやっていく強さ。勝っていても、また、はいつくばって勝ちを取りにいった部分を出していかないと」と再建に意欲を見せた。