怒濤(どとう)の13連戦が幕を開ける。19位のJ1仙台は14日、仙台市内で17日の20位横浜FCとのアウェー戦に向けて調整。5月30日のホームC大阪戦まで続く連戦の初戦を制し、勢いに乗る。前節11日のホーム横浜戦は今季初の無失点。スコアレスドローで勝ち点1を獲得し、浮上のきっかけをつかんだ。手倉森誠監督(53)は「自信をしっかり持ち、勝ち点3を取ることで反撃を示すゲームにしたい」と並々ならぬ思いで今節に臨む。

手倉森監督は、新助っ人コンビにも大きな期待を寄せる。「ゲームがどんどん繰り返されるときにオッティとネージャ(ストイシッチ)が合流し、戦力の駒が増えたのはものすごく助かる」。快足FWオッティについては「今、チームにいるメンバーにないものを兼ね備えている。アタッカーのところで2列目、一番前で使っていきたい」。持ち味を問われると「スピードと切れですね。ドリブルで縦に仕掛けられるところが非常にいいし、パススピードは常に速い」と絶賛。202センチGKストイシッチは「体格的にも存在感がある。GK同士の競争がクバ(スウォビィク)にも生じ、より高いところまで持っていくようなライバルが加入した雰囲気になっている」と話した。