日本代表と東京五輪世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が、日本スポーツ界の快挙に涙した。13日にオンラインで取材対応。ゴルフの松山英樹(29)のマスターズ制覇を、朝のニュースで知り「感激して泣きました。妻と拍手を送りました」と明かした。

競技は違えど、スポーツで頂点を目指す立場は同じだ。森保監督自身も18年W杯ロシア大会でコーチとしてベルギーとの死闘を経験するなど、世界を相手に勝つことの難しさは身をもって知る。「日本人アスリートが世界で勝つというのは快挙。やれば必ずできるという、勇気をもらいました」と話した。

日本サッカー協会(JFA)は長期ビジョンとして、2050年W杯での優勝を掲げている。大目標のもと、森保ジャパンは22年W杯カタール大会での8強進出を目指す。指揮官は「今も世界の強豪と同じ目線で戦い、追いつけ追い越せとやっている」と言葉に力を込めた。歴史を変えた松山の姿を刺激に、まずは6月にW杯アジア最終予選進出を確実に決める。【岡崎悠利】