J2ジュビロ磐田は、今季2度目の1試合4得点で2度目の2連勝を飾った。奪った全4ゴールは全てサイドからのクロスが起点。サイド攻撃がゴールを奪うための有効な手段になっている。

特にダメ押しとなったチーム4点目は理想の展開だった。右サイドでパスをつなぎ、中央のFW小川航基(23)が起点となった。そこから再び右サイドに展開。パスを受けたMF山本康裕(31)のグラウンダークロスに、逆サイドから走り込んだDF伊藤洋輝(21)が右足ダイレクトで合わせた。鈴木政一監督(66)は「サイドからの崩し、動きの中でのサイドからの突破、中央突破も含めてバリエーションは増えてきている」と手応えを口にした。

J2ではゴール前を固めるチームも多く、中央突破は容易ではない。相手によって戦い方は変わるが、効果的に得点を奪うための「形」は見えつつある。今後もサイド攻撃を軸に得点量産を期待したい。【神谷亮磨】

▽得点経過 前半39分(磐田)ルキアン 後半11分(磐田)O・G 後半15分(松本)鈴木国友 後半18分(磐田)山田大記 後半45分(磐田)伊藤洋輝