J1清水エスパルスは、浦和レッズとヴィッセル神戸との2連戦で1分け1敗だった。失点は続いているものの、被シュート数は浦和戦で2本。神戸戦では5本だった。守備の規律が整理され、徐々に安定感の高まりを見せている。

ボランチに入ったMF宮本航汰(24)は、神戸戦について「これまでの試合とは、プレスのかけ方を変えた。DFラインの押し上げも素早く、コンパクトな守備ができていた」と手応えを示した。立ち上がりから主導権を握り、後半29分に先制したが、同43分に同点ゴールを被弾。3試合ぶりの白星を逃した。

敵地で最低限の勝ち点1を積み上げた。それでも宮本は「勝たなければいけない試合だった」と反省。「(先制した直後、プレスの強さを)もう1、2段階上げて、もっと前から行っても良いと思った」と振り返った。試合の締めくくりに課題を残したが、今後も手堅い試合運びを続ければ、次第に結果はついてくるはずだ。【古地真隆】

 

▽浦和戦得点経過 前半40分(浦和)岩波拓也 後半45分(浦和)杉本健勇

 

▽神戸戦得点経過 後半29分(清水)エウシーニョ 後半43分(神戸)古橋亨梧