サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のFW田中美南(26=レーバークーゼン)が、7-0で勝利したパナマ戦から一夜明けた12日、オンライン取材に応じた。

東京オリンピック(五輪)本番と同じ中2日の試合間隔で、パラグアイ戦、パナマ戦と2試合を戦った。田中は「相手と力の差もあり、出場時間も短かったので、2試合目もコンディションよく臨めた」と話したが、「五輪で一瞬も気の抜けない試合が続くと、筋力的に相当きつくなると思う」と、強度の異なる相手との対戦では疲労度が異なると予想。「18人での総力戦になる。最後の何分かで出た選手が試合を救うなど、先発でも途中出場でも、重要さは18人みんな変わらないと思う。いい準備を心掛けたい」と、本番に向けて自身が果たす役割のイメージを深めた。

この日はなでしこジャパンの練習前、ゴルフの松山英樹(29)が日本人で初めてマスターズを制した。田中は「部屋でニュースを見ました」と話し、「ゴルフは正直あまり分からないけど、(報道から)快挙なんだろうなと思うし、めちゃめちゃいい気分だと思う。松山さんも相当努力されたと思うので、自分たちも五輪で金メダルを取って、そういう場に行けるように頑張りたい」と刺激に変えた。