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岩渕真奈がイングランドで味わう新しい「感覚」とは? 2度目の海外挑戦への思いを語る

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なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は8日に開催される国際親善試合のパラグアイ女子代表戦に向けて合宿を行っている。

前日の7日にはイングランドのアストン・ヴィラに所属するFW岩渕真奈がオンラインでの取材に応じた。

昨年までINAC神戸レオネッサでプレーしていた岩渕は、1月にイングランド1部のアストン・ヴィラへ移籍した。東京五輪まで半年というタイミングでの欧州再挑戦という大きな決断に至った理由を次のように語っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/275c95d704d82eb4daeafb209cc7b75b4b8870b0

ドイツと比べてももっともっとフィジカル要素が必要になってくる


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「もともと2020年に東京五輪が開催された後に(欧州へ)行きたいとずっと思っていて、(五輪の)延期が決まって正直どうしようかな……という思いはあったんですけど、自分の年齢だったり、東京五輪に向けてを考えた時に、(今季残りの)半年で成長できるだろうなというのがあったので移籍することを決断しました」

アストン・ヴィラは現在残留争いの真っ只中におり、なかなか思い通りの結果が出ずに苦しんでいる。それでも岩渕自身は4年ぶりの欧州でのプレーを新鮮な気持ちで楽しんでいるようだ。

「正直まだ(イングランドに)行って3ヶ月で、難しいなと感じることが多くて。ドイツも経験はしましたけど、いまは知らなかったサッカーの世界を知っている感覚で、その中で自分の良さを徐々に出せるようになってきています」

岩渕は2017年3月まで、約4年間にわたってドイツでプレーし、ホッフェンハイムやバイエルン・ミュンヘンに在籍していた。当時の経験と比較し、イングランドのサッカースタイルについて「ドイツにいる時も体の差やサッカーの差を多少感じてはいたんですけど、ドイツと比べてももっともっとフィジカル要素が必要になってくる」と語る。

これがまさに「知らなかったサッカーの世界を知っている感覚」の正体だ。「頭を使うよりは身体の持っている能力を使う感じのサッカーで、いい意味でも悪い意味でもゴールに向かうスピード感がすごい」中で、岩渕は何とかチームを助けて自らも成長しようと奮闘している。

アストン・ヴィラに移籍してから初めてのなでしこジャパン合流で、「国際試合がどれだけ成長できたのかを測るいい機会になれば」とモチベーションは非常に高い。そしてイングランドに戻ってからの日々に向けても「残り6試合くらいあるんですけど、しっかり自分の力を最大限に出して、残留できるように頑張りたいと思います」と意気込みを述べた。

なでしこジャパンのパラグアイ女子代表戦は8日の16時キックオフ予定となっている。また、11日にはパナマ女子代表との国際親善試合も組まれている。東京五輪本大会に向けて、残された数少ないチーム強化の機会でチームとしても個人としても実りある成果が得られることを期待したい。
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