U-24日本代表がU-24アルゼンチン代表に3-0で快勝したね。26日に東京スタジアムで行なわれたゲームでは0-1で敗れてしまったけど、借りを返した。結果については素直に称えたいよ。
勝因は、まずひとつ目がコンディションの差だろう。アルゼンチンは1戦目から4人しかスタメンを入れ替えなかったけど、日本は久保と板倉のみ2試合連続で先発させ、彼ら以外は代えてフレッシュな顔ぶれで臨んだ。
どこか身体が重たいアルゼンチンと比べて、日本の選手たちはイキイキしていたよね。相手は遠征の2戦目だった一方、日本は国内組8人がスタメンのなかでホーム開催というアドバンテージがあったからだ。その事実は忘れてはいけないだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6970fdaf96af9432e70d7f2671981d79020bb469
勝因は、まずひとつ目がコンディションの差だろう。アルゼンチンは1戦目から4人しかスタメンを入れ替えなかったけど、日本は久保と板倉のみ2試合連続で先発させ、彼ら以外は代えてフレッシュな顔ぶれで臨んだ。
どこか身体が重たいアルゼンチンと比べて、日本の選手たちはイキイキしていたよね。相手は遠征の2戦目だった一方、日本は国内組8人がスタメンのなかでホーム開催というアドバンテージがあったからだ。その事実は忘れてはいけないだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6970fdaf96af9432e70d7f2671981d79020bb469
アピールしたとはいえ、メンバー入りが確定したわけではない
勝因はあともうひとつ、田中の存在が大きかったよ。出場停止で3日前の試合は出場できなかったけど、2戦目では攻撃時にゲームメイクし、守備時に相手を潰していた。中盤で相当な安定感があって、この日のMVPに値する働きをしていたね。
もちろん、裏への抜け出しから先制点を決めた林、そしてセットプレーからヘディングで2ゴールを奪った板倉もアピールできたと思うよ。特に板倉なんては「板倉様様」と言っていいくらいの結果を残したよね。
ただ、そんな“板倉デー”は毎回起こるようなものではないよ。同じ選手がセットプレーから2ゴールを奪うなんて滅多にないし、これをまた再現できるほど世界は甘くない。となると、流れのなかの攻撃に目を向けるべきだけど、相馬がサイドから演出したいくつかのチャンスを得点につなげられていない。逆に相馬も後半の決定機でシュートをポストに当てている。やはり決定力は課題としてまだ残った。
板倉の2得点をアシストした久保は、あんなに良いボールを蹴れるんだから、もっとパスを覚えたほうがいいよ。ドリブルしたら何度も止められているわけで、シンプルにパスで捌くのも増やしていけば、相手に潰される回数は減るはずだ。この日に結果を残せたのも、敵のプレッシャーがないセットプレーのキックだからだろうね。
さて、じゃあアルゼンチン戦で点を取った林と板倉、そしてMVP級のパフォーマンスを見せた田中などは、果たして東京五輪本大会のメンバーに入れるかな? そんなに甘くはないだろう。
例えば前線には、一度は招集も怪我で離脱した堂安がいて、J1で6得点の前田がいて、そして上田はルヴァンカップの福岡戦で2ゴールと調子を上げている。もしかしたら、オーバーエイジで大迫が呼ばれる可能性もあるだろう。
オーバーエイジについては、ボランチの遠藤やCBの吉田を推す声もある。またCBにはA代表でも活躍する東京五輪世代の冨安もいる。そう考えると、この日にダブルボランチを組んだ田中と板倉、そのうち板倉はCBでもプレーできることを加味したとしても、ふたりとも安泰ではない。
要するに、この結果とパフォーマンスに満足してはいけないよ。アピールしたのは認めるけど、だからと言って7月下旬に開催が予定されている東京五輪本大会のメンバー入りが確定したわけではない。
満足してはいけないのはチームとの出来も同様だ。この先に本大会のメンバーを固めていった際にも同じサッカーができるかどうか。アルゼンチンも多少は顔ぶれが変わるかもしれないし、この3-0という結果がそのまま東京五輪に反映されるわけでもない。
結果的にアルゼンチンに3-0で勝ったのは嬉しいけど、これをどう継続するか見物だ。この勝利を「アルゼンチンに3-0で勝った時もあったね」なんて言うような思い出話にならないように、今後のチーム作りにも注目したいね。
もちろん、裏への抜け出しから先制点を決めた林、そしてセットプレーからヘディングで2ゴールを奪った板倉もアピールできたと思うよ。特に板倉なんては「板倉様様」と言っていいくらいの結果を残したよね。
ただ、そんな“板倉デー”は毎回起こるようなものではないよ。同じ選手がセットプレーから2ゴールを奪うなんて滅多にないし、これをまた再現できるほど世界は甘くない。となると、流れのなかの攻撃に目を向けるべきだけど、相馬がサイドから演出したいくつかのチャンスを得点につなげられていない。逆に相馬も後半の決定機でシュートをポストに当てている。やはり決定力は課題としてまだ残った。
板倉の2得点をアシストした久保は、あんなに良いボールを蹴れるんだから、もっとパスを覚えたほうがいいよ。ドリブルしたら何度も止められているわけで、シンプルにパスで捌くのも増やしていけば、相手に潰される回数は減るはずだ。この日に結果を残せたのも、敵のプレッシャーがないセットプレーのキックだからだろうね。
さて、じゃあアルゼンチン戦で点を取った林と板倉、そしてMVP級のパフォーマンスを見せた田中などは、果たして東京五輪本大会のメンバーに入れるかな? そんなに甘くはないだろう。
例えば前線には、一度は招集も怪我で離脱した堂安がいて、J1で6得点の前田がいて、そして上田はルヴァンカップの福岡戦で2ゴールと調子を上げている。もしかしたら、オーバーエイジで大迫が呼ばれる可能性もあるだろう。
オーバーエイジについては、ボランチの遠藤やCBの吉田を推す声もある。またCBにはA代表でも活躍する東京五輪世代の冨安もいる。そう考えると、この日にダブルボランチを組んだ田中と板倉、そのうち板倉はCBでもプレーできることを加味したとしても、ふたりとも安泰ではない。
要するに、この結果とパフォーマンスに満足してはいけないよ。アピールしたのは認めるけど、だからと言って7月下旬に開催が予定されている東京五輪本大会のメンバー入りが確定したわけではない。
満足してはいけないのはチームとの出来も同様だ。この先に本大会のメンバーを固めていった際にも同じサッカーができるかどうか。アルゼンチンも多少は顔ぶれが変わるかもしれないし、この3-0という結果がそのまま東京五輪に反映されるわけでもない。
結果的にアルゼンチンに3-0で勝ったのは嬉しいけど、これをどう継続するか見物だ。この勝利を「アルゼンチンに3-0で勝った時もあったね」なんて言うような思い出話にならないように、今後のチーム作りにも注目したいね。