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「今季で終わりかな」から長谷部に現役続行を決意させたものとは?

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1年の契約延長が発表されたMF長谷部誠

 元日本代表MF長谷部誠(37)についてフランクフルトが8日、契約期間を2022年6月30日まで1年延長したことを発表した。長谷部は同日にクラブが公開したインタビュー動画の中で、その経緯などを語っている。

 クラブとの現行契約が今年6月30日までとなっていた長谷部。昨年に1年の契約延長が発表された際、引退後にクラブのアドバイザーに就任することが明らかとなり、今季が現役ラストシーズンになるのではないかという見方も強かった。

 本人もインタビューで「去年のちょうど今頃は、今シーズンで終わりかなという感情はあった」と認めている。しかし、36歳で迎えた2020-21シーズンも衰えを感じさせない好パフォーマンスを継続。序盤はセンターバックとして出場を重ね、今年1月に37歳となってからはボランチとしてキャプテンマークを巻く試合が増えるなど、さらに存在感を高めている。

 ブンデスリーガでは開幕から24試合中20試合に出場。自身の持つアジア人の同リーグ最多出場記録を331試合にまで伸ばしている。いい意味で自身の予想を裏切り、現役続行を後押ししたようだ。

「自分の中で少しリミットを決めてしまっていた部分はあるんですけど、それをまたいい意味で壊すことができた。こうしてまたもう1シーズンプレーできるというのは非常に嬉しいです」

 昨季9位だったチームは、現在UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内の4位につけている。「チームが成長している中で、自分がその中にいられるのは非常に嬉しい」と語る長谷部は「1試合1試合、謙虚に戦って、大きなものを勝ち取って来シーズンにつなげたいなと思います」と意欲を示した。

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