コンサドーレ札幌のDF福森晃斗(28)が、自慢の左足復活に自信をのぞかせた。8日、熊本県内でアウェー広島戦(10日、Eスタ)へ向けた練習に参加。

2試合連続フル出場中で、キッカーを務めるセットプレーでも惜しい場面が続いている。「(FKで)いい位置なら決められる自信は去年以上にある。決められるんじゃないかなと思う」とゴール量産を予告した。

昨季は2得点にとどまったが、今季はそれ以上の結果を求める。ケガが重なり狂いがあった左足のキックは、「感触はだいぶ取り戻してきている。状態も上がっている」と好調をキープ。だからこそ、CK11本、FK11本(間接FK1本含む)とチャンスが多い中、0-1で敗れた前節名古屋戦を「1得点もできなかったのは自分のキックが悪かった。しっかり結果を残さないとダメ」と厳しく振り返った。

敵地広島では昨季直接FKで得点を挙げている。「FKになった時にサポーターのみなさんも期待してくれていると思うし、しっかり自分もその期待に応えなければいけない。いい位置であればゴールを狙っていきたい」と気持ちを奮い立たせた。

1月18日に沖縄からスタートしたキャンプ生活は、次節広島戦を最後にようやく終了する。札幌市内の積雪の影響で当初の予定より1試合分期間を延長。コロナ禍で例年よりリフレッシュするのが難しい環境だったが「その中で新加入の選手とコミュニケーションを取れて、チームとして1つにまとまれた」と前向きに過ごした。7週間を乗り切ったチームメートと一丸で勝利をつかみ、札幌へ胸を張って帰る。【保坂果那】