サンフレッチェ広島は8日、9月開幕の国内初の女子プロリーグ「WEリーグ」に参戦する、チームの呼称を「サンフレッチェ広島レジーナ」に決定したと発表した。

新設されたばかりの「レジーナ」は、イタリア語で「女王」を意味する。「サンフレッチェ」の語源である“三本の矢”に込められた思いを大切にし、「女王」を目指したいという意志を込めたという。

21-22シーズンのチームスローガンには「共感」が決まった。「地元広島の街、皆さんと思いを共感」「目指すサッカーを共感」「チーム・フロントが歩む道を共感」の3つの共感をイメージさせた。

また初代主将には、なでしこジャパンとして11年女子ワールドカップ(W杯)優勝メンバーのMF近賀ゆかり(36)が務めることも決まった。なでしこリーグ2部だったオルカ鴨川(千葉)所属だったが、女子チームを創設した広島に移籍してきた。国内では日テレ、INAC神戸など強豪クラブで活躍し、海外クラブでの経験も豊富だ。

初代指揮官には、既に中村伸監督(46)が就任することが決まっており、Jリーグ広島や日本協会での指導経験がある。

新チームは9月の開幕へ準備を進め、5、6月にはプレシーズンマッチとして4試合が予定されている。