南米選手権1次リーグC組(18日、日本0-4チリ、サンパウロ)1次リーグC組第1戦が行われ、招待参加している国際連盟(FIFA)ランキング28位の日本は3大会連続の優勝を目指す同16位のチリに0-4で完敗した。森保一監督(50)は東京五輪世代を中心に8人をA代表デビューさせたが、力の差は歴然。20日(日本時間21日)の第2戦でウルグアイと顔を合わせる。
残酷な結果を突きつけられた。大会2連覇中のチリに屈辱の4失点。堤防が決壊したように、若い日本は次々とゴールを奪われた。
「クオリティーに差があったことは認めないといけない。前回の覇者に臆することなく挑み、チャンスはつくった」
森保監督は努めて前向きに語ったが、4点差以上の完封負けは0-4で敗れた2014年10月のブラジル戦以来、4年半ぶり。東京五輪へのステップと位置づける大会。初出場の8人をピッチに送り出した。
劣勢は覚悟の上で、策を練った。4バックを採用し、右MFに俊足の前田を置いた。「チリのサイド攻撃に対し、そこからいい守備をしてカウンターを出せるかな」との狙い通り、序盤は連動したプレスで相手のミスを誘った。