ワールドカップ(W杯)フランス大会を戦っているサッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」の高倉麻子監督(51)とMF中島依美(28)が18日、フランス・ニースで1次リーグ第3戦イングランド戦の公式会見に臨んだ。

イングランドはここまで2連勝で日本と同じく、すでに決勝トーナメント進出を決定。日本は現在1勝1分けの勝ち点4で2位。同試合に勝てばイングランドをかわして首位突破、引き分けだと変わらず2位、敗れれば同組のもう1カード、アルゼンチン-スコットランド戦で、アルゼンチンが勝利すると3位での突破となる。

高倉監督は先発メンバーについては「コンディションのいい選手を選んで使っていく。シンプルに勝つための布陣を選んでいきます」と話し、必勝を宣言。突破順位によって対戦相手が変わることについては「いろんなパターンがあり、ある程度は選手に伝えています」と話した。その上で、あくまで目の前の試合に集中していくことも強調し「それでプレーが変わることはないですし、選手には目の前の試合に勝つことだけが大事と伝えている。よそ見をして階段を踏み違えてもだめなので。万全の準備ができるようにという話はしています」と力を込めた。

中島はイングランドの印象について「(選手の)動きに対して、その人についてくるという特徴がある。ギャップはすごくつくりやすいと思うので3人目が関わったりして、自分たちのポゼッションサッカーの良さを出せたらいいなと思います」と意気込んだ。

高倉監督も「全員が脅威です。どこの穴もないと思いますし、全力で戦わないと勝たせてもらえないと思うので、全力で戦います」と話した。