川崎フロンターレの新体制発表会が23日、オンラインで行われ、MF三笘薫(23)と中村憲剛氏(40)が息のあったコントを披露した。

「オリヒカ」のクラブオフィシャルスーツ紹介コーナーで、2人はとある企業の営業マンを熱演。ルーキーイヤーの昨季13得点12アシストと結果を残した三笘は、営業実績ナンバーワン社員にふんして「今月もあっという間にノルマ達成やったな~。他の選手と差がついてるな~、ねえ中村君」と先輩の肩をたたき、「引退したからって、TVばっかり出てる場合じゃないんですよ。僕なんて、1年目から結果しか出していないですからね。結果出してください、結果!」とまくし立てた。

コアラのマーチをつまみながら漫画を読んでいた中村氏は、「さすがですね。三笘さんに近づけるように頑張ります!」と笑いをこらえるのに必死な様子。レジェンドを“君”付けで呼んだ三笘はコント終了後、「後で謝っておきます。(コントをやると聞いたのは)昨日の夕方。やめてくれと思ったけど、やるしかないので。もう1回言えるように、今年頑張らないと」と笑っていた。

コントで三笘が着用した新オフィシャルスーツは、ニット素材を使用して動きやすさと着心地の良さを実現したもの。三笘は「ストレッチがすごくあり、スーツを着ていないみたいに軽くて着やすい」と話した。

前年度王者の川崎Fは、中村氏引退後初年度となる今季のスローガンを「New Front.」に決定。「Jリーグ連覇」と「ACL初制覇」を目標にかかげ、新たなシーズンをスタートさせた。