J2の町田ゼルビアは23日、オンラインで新加入選手の発表会見を行い、元北朝鮮代表FW鄭大世(36)、MF長谷川アーリアジャスール(32)、GK茂木秀(22)ら10選手が出席した。

昨季J2で9得点をマークした鄭は、シーズン後に清水エスパルスを契約満了で退団。1度は引退を決意していたが、町田からのオファーを受け、現役続行を決めた。

36歳の経験豊富なストライカーは「キャリアを続けるか辞めるかの瀬戸際でオファーをいただき、感謝している。僕は技術的にうまい選手ではないが、ゴールは取ってきた。どんな状況でもゴールが取れるのがストロングポイントだと思っている。その部分で貢献したい」と熱い思いを述べた。チームとしての目標については「(J1には)2チームしか上がれないが、可能性は十分にある。昇格目指して頑張りたい」と意気込みを語った。

唐井直GMは鄭について「(昨季のチームの)1番の課題はゴール。そのために来ていただいた。おとなしい選手が多い中、魂あふれる、全体を鼓舞していくプレーでチームの核になって引っ張っていってほしい」と期待を込めた。

会見では、昨季、ヴァンフォーレ甲府でプレーしたFWドゥドゥ(30)の加入が内定したことも発表された。