J2の京都サンガFCは19日、DF石櫃洋祐(37)が現役を引退することを発表した。

大阪出身で大院大高から大院大と進み、06年に当時J2の神戸入り。名古屋を経て14年から京都に所属し、存在感あるサイドバックとして活躍した。

プロ4年目の09年1月には当時の岡田武史監督に認められて日本代表候補合宿に招集された経緯がある。その際、自身の結婚式と予定が重なり、岡田監督に「石櫃が結婚式に行ってきます!」と代表候補メンバーの前で大声で祝福されながら、合宿を一時離脱したことで話題になった。

クラブを通じて石櫃は「これからも自分らしく、何事も全力で闘っていきたいと思います。本当に幸せなプロサッカー選手としての15年間でした」とコメントを出した。

J1通算140試合6得点、J2通算230試合9得点。そり上げた頭がトレードマーク。仲間に愛されたサイドバックが、ユニホームを脱いだ。