サンフレッチェ広島は16日、広島市内で今季の新加入会見を開き、3選手と仙田信吾社長、足立修強化部長が出席した。

ベガルタ仙台から完全移籍で加入したGK川浪吾郎(29)は、J1通算7試合出場と経験は少ないが「ピッチに立ってタイトルを取りたい」と意気込んだ。

J2ヴァンフォーレ甲府から加入のDF今津佑太(25)は184センチの大型センターバック。J2通算65試合3得点で「相手ストライカーに体を張って仕事させない」。広島の強力3バックの一角に割って入りたい。

唯一の新人で昨年、特別指定で既に15試合に出場しているMF藤井智也(22=立命大)。背番号50から15に変更となり「昨年はスピードは通用すると感じたが、課題も多くて悩んだ1年。今季は自分らしいプレーで貢献したい」とコメントした。

今季の新加入は他に、柏レイソルからブラジル人のFWジュニオール・サントス(26)が完全移籍で加入した。昨年は横浜F・マリノスに期限付き移籍して13得点の実績がある。既に来日しているが2週間の自主隔離生活を送っており、この日はビデオメッセージで「先発を奪い取って、多くのゴールとアシストで貢献したい」と決意した。昨年15得点のFWレアンドロペレイラが退団し、期待は必然的に高まる。宮崎キャンプ中の29日から途中合流する予定。

今季はユースからの昇格を6年ぶりに見送り、期限付き移籍からの復帰選手を除けば計4選手という最小限の補強にとどめた。城福浩監督の就任4年目で6年ぶりの優勝を目指す。【横田和幸】