過去10年「監督トップ20」発表 グアルディオラ、クロップを抑えて1位に輝いたのは?

国際サッカー歴史統計連盟が過去10年間の世界最高の監督トップ20を発表【写真:AP】
国際サッカー歴史統計連盟が過去10年間の世界最高の監督トップ20を発表【写真:AP】

A・マドリードのシメオネ監督、IFFHSが選定する過去10年の最高監督に

 国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が、過去10年間の世界最高の監督トップ20を発表。2011年12月から長年にわたってアトレティコ・マドリードを率いているディエゴ・シメオネ監督が1位に輝いた。

 選定にあたり、IFFHSが毎年独自に発表している最優秀監督ランキングで、2011年から20年までの年間トップ20に入った各監督に対し、順位ごとにポイントを付与。1位から順に20ポイント、19ポイント、18ポイントと20位まで続く。そこにさらに、毎年の世界監督ランキングを基にしたポイントも加算される。

 5位には、イタリアクラブを渡り歩き、ACミランやユベントスなどを率いたマッシミリアーノ・アッレグリ氏がランクイン。同氏は2014年から5シーズンにわたりユベントスを指揮し、セリエAで5連覇、コッパ・イタリアで4連覇などチームに多くのトロフィーをもたらした。

 4位は、2010年から4年間レアル・マドリードを指揮し、その後はチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドといったプレミアリーグのクラブで指揮を図ったジョゼ・モウリーニョ監督(現トッテナム監督)。3位は、2015年からリバプールを率い、昨季に30年ぶりのリーグタイトルをもたらしたユルゲン・クロップ監督。2位には、2008年から12年まで率いたバルセロナ、13年から16年まで率いたバイエルン、そして16年から現在まで指揮しているマンチェスター・シティのそれぞれで数多くのタイトルを手にし、プレミアリーグ年間最優秀監督にも2度選ばれているジョゼップ・グアルディオラ監督が入っている。

 そして、数々の名将をおさえて栄えある1位に輝いたのは、アルゼンチン人のシメオネ監督だった。同監督は2011年のアトレティコ就任以降、リーガ・エスパニョーラとスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)、スペイン・スーパーカップを1回ずつ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)とUEFAスーパーカップをそれぞれ2回ずつ制覇し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では2度準優勝に導くなどして、チームを躍進させた。

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