Jリーグ 横浜F・マリノス

横浜F・マリノス退団のエリキ、中国クラブが提示した移籍金との差額は3000万円か…

横浜F・マリノスのサポーター 写真提供:Gettyimages

 横浜F・マリノスを期限付き移籍期間満了に伴い退団することが正式に決まったFWエリキについて、ブラジルメディア『EsmeraldinO.com』が13日に中国クラブとの争奪戦に関する詳細を報じている。

 エリキはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のパルメイラスから2019年8月に横浜F・マリノスへレンタル移籍により加入。J1リーグ12試合で先発出場し8ゴール4アシストと持ち前の得点能力を発揮し、リーグ優勝に大きく貢献。昨季は25試合の先発出場で15得点をあげていた。

 同選手の去就を巡っては、昨年12月の時点で横浜F・マリノスがパルメイラスとのクラブ間交渉が順調に進み、完全移籍により加入することが濃厚と伝えられていた。しかし、年明けに中国スーパーリーグの長春亜泰が3億円以上にのぼる移籍金を伴ったオファーを提示し、パルメイラスと合意。本人がむけて中国に出発する中、横浜F・マリノスは13日に退団を公式発表していた。

 その中、『EsmeraldinO.com』は横浜F・マリノスが1500万レアル(約2億9400万円)で完全移籍での獲得オファーを提示した一方で、長春亜泰が提示した条件が1660万レアル(約3億2600万円)を支払い90%の保有権を買い取るというものだったと主張。横浜F・マリノスと長春亜泰の提示金額の差額は日本円にして3200万円だったようだ。

 横浜F・マリノス首脳陣としては今シーズンも前線をけん引する存在として構想に入れていただけに、この突然の退団劇はチーム編成に大きな影響を与えることだろう。