【高校サッカー】矢板中央2大会連続4強 途中交代MF小川先制弾!指揮官采配ズバリ

スポーツ報知
後半9分、ゴールを決め仲間に祝福される矢板中央・小川〈8〉(カメラ・宮崎 亮太)

◆第99回全国高校サッカー選手権▽準々決勝 矢板中央2―0富山第一(5日、駒沢陸上競技場)

 4強が出そろった。矢板中央(栃木)が采配ズバリの快勝で、2大会連続の4強入りを果たした。9日、準決勝で青森山田(青森)と対戦する。

 前半から一進一退の攻防が続いたが、高橋健二監督(52)の目には“危機的状況”に映っていた。「疲労もあったのか、足が止まっていた。活性化を図る必要があると感じた」

 前半20分で1枚目の交代カードを切ると、同40分に本来はMFの小川も全国大会では初のFWで投入。次第にペースを握ると、後半9分に起用に応えた小川が左足で先制点を挙げた。指揮官は「非常に頑張ってくれました」と褒めたたえた。

 1994年に監督就任し、今年で28年目。部員13人からスタートし、「全国大会に行くんだって熱く語ったら学校側から大ブーイングだった」(高橋監督)という時代を乗り越え、現在は全校生徒の約3分の1となる部員179人の大所帯。過去に3度、涙をのんだ準決勝では青森山田と対戦する。指揮官は「挑戦者の気持ちで臨みたい」と力を込めた。

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