【高校サッカー】富山第一MF福岡輝(てりー)、輝く千金弾「決勝点を決められてうれしい」

スポーツ報知
後半、ゴールを決めて歓喜する富山第一の福岡(右)と富田

◆サッカー 第99回全国高校選手権 ▽3回戦 富山第一1―0神村学園(3日、等々力陸上競技場)

 富山第一がMF福岡輝(てりー、3年)の値千金弾で5大会ぶりの8強入りを決めた。0―0の後半29分、右CKから相手がクリアミスしたこぼれ球を素早く拾い、左足で先制点。両親に「世界で通用するように」と命名された福岡は「選手権という最高の舞台で決勝点を決められてうれしい」。昨夏に負った左膝蓋骨骨折の重傷を乗り越え、中盤の底のアンカーで攻守に存在感を見せた。

 前回大会3回戦で青森山田にセットプレーで4失点して敗退した反省を胸に、磨き上げたセットプレーから得点。富山県大会を3年連続無失点で優勝した5バックによる堅守で完封勝利を飾った。7大会ぶり2度目の全国制覇へ。勝ち進めば準決勝で青森山田と当たる。大塚一朗監督(56)は「ウチはそんなに強いチームじゃない。一戦一戦、守りながら粘り強く試合を重ねたい」と着実に頂点を見据えた。

 ◆今大会の特徴のある名前

 帝京長岡・MF広井蘭人(らんど、1年)はディズニー好きの母親が命名し、弟は史惟(しい)。青森山田・DF藤田夏寿丸(かじゅまる、3年)、明桜・MF目黒慈弦(じげん、3年)、矢板中央・MF星景虎(かげとら、2年)、富山第一・FW吉倉昇空(のあ、3年)、作陽・GK徳本乃耶(だいや、3年)、那覇西・MF我謝円(まるい、3年)らがいる。

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