【高校サッカー】藤枝明誠が2点差を逆転。積極的なポジションチェンジが当たって初戦突破

スポーツ報知
後半28分、ヘディングでゴールを決め仲間に祝福される藤枝明誠・増田七翔(中)(カメラ・宮崎 亮太)

◆第99回全国高校サッカー選手権▽2回戦 藤枝明誠3-2新田(2日、浦和駒場スタジアム)

 藤枝明誠(静岡)が逆転勝ちした。序盤は新田(愛媛)に押し込まれ、前半20分までに2失点。MF中山碧主将(3年)は「緊張はあまりなかったけれど、相手の勢いに押されてしまった」。だが同26分、スルーパスを受けて一気にゴールに迫ろうとしたMF小林洸(3年)を、新田DFが倒してしまい1発退場。これで流れが変わった。

 明誠は前半終了間際に1点を返すと、後半19分に身長180センチのDF増田七翔(2年)を前線に上げる。これが当たった。代わって左サイドバックに入った中谷未聖(3年)が28分に左からクロスを入れると、中学時代にFWも経験していた増田が同点のダイビングヘッド。そして40分、中谷のCKから攻め、DF寺田昂弥(3年)のヘディングはポスト直撃も、こぼれ球を小林洸が蹴り込んだ。

 11月の静岡県大会も1、2回戦は先制点を許しながら追いついてPK勝ち。中山主将は「これで勢いをつけたい」と言えば、小林洸は「3回戦も点を取ります」と宣言していた。

 新田・清水祐貴監督(39年ぶりの出場)「前半終了間際の失点が勝負を分けるポイントだった。今後も出場を続けて、新しい歴史を積み上げていきたい」

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