JリーグがG大阪へ懲罰 けん責と罰金300万円 アデミウソンへの管理責任で

 Jリーグが30日、G大阪に対してけん責と、罰金300万円の懲罰を決定したと発表した。所属していたアデミウソン(28日に契約解除)について、道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)等の疑いで書類送検されたことを受けたもの。

 懲罰の対象となった違反行為はアデミウソンが「2020年10月25日、大阪府茨木市内の高速道路において、酒気を帯びた状態で普通自動車を運転中、他車に接触してその運転者等に傷害を負わせる人身事故を起こし、必要な救護・報告を行わないまま走り去った」こと。

 懲罰の理由について、Jリーグは「ガンバ大阪は、これまでに外国籍選手を多く受け入れている歴史があり、その文化、習慣、法制度の違いに相応の認識をしていることから、当該選手が重大な法令違反しないよう徹底した管理を行う責任があった」と指摘した。

 さらに、「また、類似の事案が発生した直後であるにもかかわらず、所属選手による酒気帯び運転による事故等を起こしたことは管理監督の不徹底と言わざるを得ず、Jリーグの社会的信用を大きく損なうこととなった」ことを挙げた。

 アデミウソンについて、G大阪は今月28日付での契約解除を発表している。

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