広島女子サッカーチームの中村伸監督が会見「女子選手のあこがれの存在に」
来年9月に開幕する女子プロリーグ「WEリーグ」に参入するJ1広島の女子チーム初代監督を務める中村伸氏(46)が23日、広島市で就任会見を行い、「期待を感じる。大きな可能性を信じて取り組んでいきたい」と抱負を語った。
中村監督は現役時代は鳥栖と仙台でプレー。14年に広島のコーチに就任し、18、19年はヘッドコーチを歴任。今季はアカデミーコーチを務めていた。これまで女子の指導経験はないが、10月に監督就任のオファーを受けた後、女子の試合に足を運び、映像でも確認。「女子選手の能力、可能性を想像以上に感じることができた。女子サッカーの裾野を広げ、チームを広島や中国地区で女子サッカー選手のあこがれの存在にしていきたい」と決意を示した。
現在、クラブは選手獲得などの編成作業を進めており、入団の意志を示している選手もいるという。来年1月にはセレクションも実施する。2月までに体制を固め、チーム名やホームグラウンドなどを公表する予定だ。