【金沢】長崎に3失点敗戦で最終戦飾れず 柳下正明監督「難しいシーズンったが経験は必ず生きる」

スポーツ報知
J2金沢・柳下正明監督

◆明治安田生命J2リーグ最終節 長崎3-1金沢(20日・トランスコスモススタジアム長崎)

 J2金沢は敵地で長崎に1-3で敗れ、今季最終戦を勝利で飾れず18位で終えた。金沢は前半に先制点を許し追いかける展開。だは後半21分だった。右CKはクリアされたが、それをMFホドルフォが頭でゴール前へ。相手がクリアミスしたボールを途中出場のMF大石竜平が押し込んで同点とした。だが同46分にPKを決められると、同50分にも失点を喫した。

 柳下正明監督は「前半は非常にお互いに距離が遠く、それぞれ準備できていない選手の方が多く、ミスが多かった。後半は少し修正して盛り返せたが、最終的にこういう結果になったのは、まだまだ基本的なことや細かなところができていなくてやられている」などと話した。今季ここまで全試合フル出場していたDF石尾崚雅はベンチで出場機会はなかったが「筋肉系のトラブルとまではいかないが、少し嫌な感じがあるということで」と説明した。

 コロナ禍に見舞われた今季について指揮官は「非常に難しいシーズンだった」と振り返った。一方で「厳しい日程の中でかなりの試合数を経験した選手がいたということで、その経験というのは必ず来年に生きるだろうと思っている。ゲームコンディションを作っていくための一人一人の準備であったり、苦しい中で粘り強く戦うというメンタリティーだったりね」と収穫も口にした。

 大石は春に右膝前十字靭帯を損傷し、戦列復帰したのは今月。最終節で初ゴールを決め「今年はあまり出ていないので、悔しかった。点を取りたいと復帰してから思っていたので、ああいう形だが点を取れて良かった」と振り返った。一方で「サイドハーフだが、2ケタ得点を狙うと考えたら6試合で1点は少なすぎる。けがをいいわけにせず、来年キャンプからしっかり入って2ケタ取れる選手にならないとと思った」と反省も忘れなかった。ベテランのDF作田裕次は「チームとしては最初は練習試合も含めて難しいスタートだったが、徐々にひとつになってきて夏場まではよく戦っていた印象。秋口は勝てない試合が続いたが、ここ最近はやりたいサッカーがチームとしてできていたのかなと思う」と話した。

サッカー

×