【富山】終了間際に失点し黒星で今季を終える 退任の安達亮監督「3年間やってきたことが出せず残念」

スポーツ報知
J3富山・安達亮監督

◆明治安田生命J3リーグ最終節 沼津3-2富山(20日・愛鷹広域公園多目的競技場)

 J3富山は敵地で沼津に2-3で敗れ、今季最終戦を勝利で飾れずに9位で終えた。前半41分に先制を許したが、後半に反撃。10分に左クロスからMF佐々木陽次が頭で決めて同点に追いついた。28分に追加点を決められまたもリードを許したが、44分にルーキーFW松沢彰が右足で強烈なシュートを決め再び同点とした。だが土壇場の48分に痛恨の失点を喫し、万事休した。

 安達亮監督は「やろうとしていることが、なかなか思ったようにできなかった。最後追いついてあわよくばもう1点と思ったが、きょうの内容ではこの負け方は致し方ないかなと思う」と悔しさをにじませた。

 今季初ゴールの佐々木陽は「今季けがしたりとかでチームの役に立てていなかったし、亮さんと最後なので、どうしても最後に点を決めたかった。なかなか役に立てなかったので、皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱい」と唇をかんだ。J初ゴールの松沢は「亮さんに勝利で恩返ししたかった。点を取るのは気持ちいいが、遅い初得点だったのが悔いが残る」と肩を落とした。

 今季限りで退任する指揮官は「最後に3連敗したのが残念。(監督として)3年間やってきたことが最後に出せれば良かったが、全く出せなかったのが非常に悔いが残る」と頭を下げた。富山のサポーターら関係者に向け「本当にお世話になり、ありがとうございます。チーム力やクラブ力が積み上がっていく仕組みができればと思う。自分の力も足りなかったが、ずっと右肩上がりのチームとクラブを作っていけたらと思う。サポーター、クラブ関係者には今季でJ2に上がれなかったのは申し訳ないのと、感謝。その2つしか見つからない」と語った。

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