【甲府】最終節で岡山に完敗。有終の美を飾れず

スポーツ報知

◆明治安田生命J2リーグ第42節 岡山2―0甲府(20日・山梨中銀スタジアム)

 甲府は、ホームで行われた最終節で岡山と対戦し、0―2で敗れた。前半31分、岡山MF白井永地(25)に先制され、続く同46分にはDF浜田水輝(30)に追加点を決められた。甲府が前半放ったシュートは中村亮太朗(23)のわずか1本。後半はFWドゥドゥ(30)らが合計4本のシュートを放ったが、決められなかった。最終順位は4位。

 来季の続投が決まっている伊藤彰監督(48)は「前半からチャンスを決め切れなかった。勝てなくて申し訳ありません」と観衆4008人の前で有終の美を飾れなかったことを詫びた。

 昨季の得点源だったFWウタカ(36)が京都に移籍し、今季は戦力ダウンを否めぬ状態で幕を開けた。伊藤監督は試行錯誤しながら若手を積極的に起用。5位に終わった昨季よりも順位を1つ上げることはできた。「チームとしては成長が見られたシーズンだった」と伊藤監督は振り返りながらも「我々は結果がすべて。(J1)昇格を逃したことは悔しく、申し訳ない。来季は(毎試合)勝ち切ることを目指していきたい」と話した。

 試合終了後には、藤原弘代表取締役社長、伊藤監督、MF新井涼平主将(30)がピッチ上で来季のJ1昇格を約束。また、この試合限りで12年の現役生活を終えたMF藤田優人(34)の引退セレモニーが行われ、締めくくられた。

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