【浦和】興梠慎三、史上初の9年連続2ケタ弾…J1で3位ゴン並ぶ157点

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第33節 川崎3―1浦和(16日・等々力陸上競技場)

 興梠慎三は前半10分、猛プレスでボールを奪った流れから岩武が倒されてPKを獲得した。プロ初先発のルーキー武田にキッカーを譲るか迷ったが「外したら責任が重くのしかかる」と“継承”は避け、自分で蹴りゴール左隅へ冷静に決め先制した。6戦ぶりの今季10点目に「チームメートが僕にプレゼントをくれた」と感謝した。

 J1歴代3位の中山に並ぶ157点、史上初の9年連続2ケタ得点とダブル達成。コロナ禍の今季は「こういう状況でも2ケタを取るのが真のエース」と自身に重圧をかけ「レッズでFWで出る以上、最低限のことはできた」とかみしめた。

 34歳。筋力や回復力の低下を実感する中、今季から本格的にプロテイン摂取を始めた。フィギュアスケート男子の高橋大輔らを手掛けてきた管理栄養士・石川三知氏の指導をチームが受ける一環。連戦の疲労回復に効果があり、コンディションを整えて29試合に出場とフル稼働で得点を重ねた。

 試合は逆転負けで4戦勝ちなし。19日の最終節・札幌戦(埼玉)へ「情けない試合が続いている。最後は勝利で終わりたい」と必勝を誓った。

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