beacon

ジダン監督が自身への批判に「迷惑ではない。なぜなら…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

難しい状況を迎えているジネディーヌ・ジダン監督

 レアル・マドリーは5日、ラ・リーガ第12節でセビージャとのアウェー戦に臨む。ジネディーヌ・ジダン監督の前日会見でのコメントをクラブ公式サイトが伝えた。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)で最終節を残し、グループ3位と敗退の危機に追い込まれているレアル。リーガでも消化試合が1つ少ないとはいえ、首位ソシエダと勝ち点7差の4位と出遅れている。一部では5日のリーガ第12節セビージャ戦、9日の欧州CLグループB最終節ボルシアMG戦、12日のリーガ第13節アトレティコ・マドリー戦と続く3連戦の結果が、ジダン監督の進退問題に影響を及ぼすという見方もあるようだ。

 指揮官は大きなプレッシャーにさらされる中で迎える今節に向け、「状況が難しいということは分かっている。我々はこれまでに何度も似たような状況を経験してきたが、明日(5日)に戦っていくべき試合がある。レアル・マドリーがどういう存在なのかを証明するため私は自分の選手たちを高く信頼している。私にとってそれが最も大事なことだ」と語っている。

 そして「明日(5日)の試合のことを考えずに別の試合のことを考えることはできない。とても良い相手(セビージャ)を前に我々はポイントを挙げなければならない。我々はこういった戦わなければならない試合が好きで、実際にそうしていく。今後ある2試合のことは分かっているが、最初はリーガでそのことだけを考える」と、あくまで目の前の試合に集中することを強調した。

 また、自身に対する批判について聞かれると「私はコメントできない」と返答。続けて「君たちは自分たちの仕事をするためにいて、私が迷惑するということはない。なぜならそれが人生だから。私の仕事、レアル・マドリーの監督とはそういうものだ。試合に勝たない時に批判があるのは当然だが、私が考える選手についてのこと、日々の仕事は変わらない。難しい状況でも我々は目の前のことを続けていく」と話した。

 自身やチームを取り巻く状況を変えるには、結果を出すことが求められる。ジダン監督は「もちろん私には強さがある。過去にも難しい局面、難しいシーズンはあった。今の状況はこれで、解決策を見つけるための強さを感じているし、選手たちは偉大な相手を前に素晴らしい試合をするためのチャンスを私に与えてくれて、それは我々にとって非常にポジティブなことだ」と前向きに語った。

●ラ・リーガ2020-21特集

TOP