鹿島FW上田、浦和守備陣を粉砕する豪快ミドル弾が反響拡大 「怪物が暴れ出した」

先制点に続き貴重な追加点を決めた鹿島アントラーズFW上田綺世【写真:小林 靖】
先制点に続き貴重な追加点を決めた鹿島アントラーズFW上田綺世【写真:小林 靖】

後半5分、浦和DF槙野智章とトーマス・デンの間を抜く強烈なミドルシュートをお見舞い

 鹿島アントラーズの東京五輪世代FW上田綺世は、29日に行われたJ1リーグ第30節・浦和レッズ戦で2ゴールを挙げ、4-0の勝利に貢献した。なかでも、浦和の守備を切り裂く2点目の豪快ミドル弾への反響が拡大している。

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 鹿島は前半11分、2トップの一角に入ったFWエヴェラウドが左サイドからクロスを上げると、それに合わせて飛び込んできた上田が鮮やかなダイビングヘッドを突き刺し、貴重な先制点を奪う。

 さらに後半5分、MFファン・アラーノからパスを受けた上田はペナルティーアーク後方から右足をコンパクトに振り抜く。浦和DF槙野智章とDFトーマス・デンの間を抜いた強烈なシュートは相手GK西川周作の手を弾き、ポストをかすめてネットを揺らした。

 試合後のフラッシュインタビューで、「ディフェンスラインが下がっている感覚がありましたし、前半から背後を狙っていたので、、足元からミドルシュートも狙えることはハーフタイムの時に考えてきた。それが上手くいった」と2点目のシーンを振り返った上田。鹿島公式ツイッターで動画が公開されると、ファンからは称賛の嵐となった。

「レーザービーム弾」
「やっぱ日本人離れしとるよ」
「得点パターン豊富だよな~」
「日本のエース見つかる」
「ワールドクラス」
「怪物が暴れ出した」

 上田はエヴェラウドに次ぐチーム2位の8ゴールを挙げる一方で、「僕が何点取ったかなんてどうでもいい」とチーム最優先の姿勢を貫く。来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権内となる3位以内へ、勝利だけを追い求めている。

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