ポルトガルリーグ(24日=日本時間25日、ポルトほか)ポルトのMF中島翔哉(26)が、ホームのジル・ビセンテ戦に先発。今季のリーグ戦に初出場し、前半41分に先制点をアシストするなど、好調さをアピール。後半33分までプレーし、チームの1-0での勝利に貢献した。11月に行われる日本代表のオーストリア遠征メンバー入りへ、期待が膨らむ活躍だった。
クールな男が、破顔一笑。仲間とゴールを喜び合った。今季のリーグ戦で初先発したMF中島が前半41分、味方との巧みな連係で左サイドを崩し、ゴール前へ正確なクロスを送って先制点をアシストした。
地元ファンを興奮させた。21日の欧州チャンピオンズリーグに途中出場して公式戦に復帰した。この日も中盤の左でプレーし、後半も相手GKの好守に防がれたものの積極的にシュートを狙うなど、まずまずの動きを見せた。「自分も楽しんで、サポーターにも楽しんでもらえるようなプレーをしたい」と語る26歳が健在ぶりをアピールした。
国内リーグ戦でも約7カ月ぶりの出場。先発の速報が流れた際、地元メディアは中島の先発を「想定外」と伝えた。だが、予想以上の活躍に「何という才能だ!!」と一転、高評価に。3試合ぶりの勝利に貢献した背番号10をたたえた。
日本代表は11月に、パナマ、メキシコと対戦するオーストリア遠征を控える。10月のオランダ遠征に招集されなかった中島について、森保監督は「まずは結果を出して、チーム内での信頼をつかみとってほしい」と注文。その要求にも応えつつある。森保ジャパンでは不動の左サイドに君臨していた中島の代表復帰が、現実味を帯びてきた。