サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は22日、福島県内のサッカー施設「Jヴィレッジ」での候補選手による強化合宿で、体格や速さに勝る海外勢との対戦を想定し、福島・ふたば未来学園高の男子と練習試合を行った。30分2本の形式で、2-1だった。
選手枠が18と少ない五輪に向け、複数の選手がこれまでとは違うポジションで試された。
代表ではボランチが主戦場だった杉田(INAC神戸)と猶本(浦和)は2列目の左右に入り、積極的に攻撃に絡んだ。杉田は「(ボールを)受けるときの余裕はいつもよりあった。そこから大きな展開ができれば、もっと攻撃の幅が広がる」と振り返った。
昨年の女子ワールドカップでFW登録だった宝田(C大阪堺)は所属クラブでも経験があるセンターバックを務め、安定した組み立てを見せた。