東京ヴェルディはジュビロ磐田と0-0の引き分けに終わった。

磐田が予想の3バックでなく4バックの布陣で入り、序盤は東京Vの攻撃の組み立てが封じられるも、徐々にボール支配率を上げると、FW大久保、山下らが積極的にシュートを打つも1点が遠かった。

東京Vは守護神マテウスが欠場で、38歳のベテランGK柴崎貴広が7月5日の第3節栃木戦以来、25試合ぶりに先発した。

永井監督は試合前「ヴェルディのために、今日は特に、シバ(柴崎)のためにもやってほしい」と選手を鼓舞。柴崎は指揮官の期待通り、終盤に左手1本のセーブをするなどビッグセーブでチームを救った。

柴崎は、永井監督の試合前の話に触れ「ちゃんとやらなくちゃ、という気持ちになりましたし。今日に限っては、負けるようなことがあったら引退しようと言うぐらいの気持ちでピッチに立ってました、監督の言葉を受けて余計に気合が入りました」。

約3カ月ぶりの公式戦となったが「チームの個々のレベルも上がって、いいメンバーの中でいい練習ができていた。いつ試合に出てもできる自信はあった」と手応え。「無失点で終われて良かった」と笑みをこぼした。