名古屋グランパスのマッシモ・フィッカデンティ監督(52)が20日、21日の横浜Fマリノス戦(日産ス)へ向けたオンライン取材に応じた。この日は関東圏で練習を行った。

3連勝で迎えた前節18日の首位川崎フロンターレ戦は0-3で敗れた。川崎Fに今季唯一の黒星をつけていた名古屋だったが、2度目の対戦ではリベンジを許した。

DF吉田豊、MFガブリエル・シャビエル、FW相馬勇紀が故障離脱する中、残り11試合で5位につける名古屋にとっては、正念場を迎えている。イタリア人指揮官との主な一問一答は次の通り。

-川崎F戦は

「失点の中にミスがあった一方で、集中しないとできない戦い方もできた。相手に点を許さない状況で前半を終えれば、追い詰めることができた(※前半終了間際に先制点を献上)。もったいない試合だった。正確性は劣ったが、シュートの本数は同じくらい打てているし、数字を見ても悪いバランスでは戦っていない。これだけ厳しい日程で0-3の試合だったが、次に持ち越すべき内容があったので、今日も前向きに練習ができた。川崎Fの今季唯一の1敗は我々がつけたもの。機が熟せば、川崎Fを圧倒できる日もくると思う」

-横浜戦は

「水曜日(21日横浜戦)も土曜日(24日ベガルタ仙台戦)も、2つ合わせて計算しないといけない。選手がどう回復できるか、疲れが残った中で見極めないといけない。回復具合はメンバー選考の重要なものになる」

-今季連敗がない5位名古屋にとって、7位横浜には順位的にも負けられない

「横浜は相手ゴール前でのプレーを多くつくる。あらゆることをやってくるチームで、対応できるようにしないといけない。(連敗がないのは)試合を決定付けるデータではないので言及しない。いつも通り、次の試合でベストを尽くすことだけを考えたい」