トリニダード・トバゴ、世界ランク93位も大陸別選手権開幕2週間前“本気モード”で日本戦へ

スポーツ報知
トリニダード・トバゴの予想布陣

◆キリンチャレンジカップ2019 日本―トリニダード・トバゴ(5日・豊田スタジアム)

 人口136万人の小国が、4年に一度の“集大成”で日本戦に挑む。トリニダード・トバゴはFIFAランク93位。2006年にマンチェスターUなどに所属したドワイト・ヨーク氏を擁してW杯に初出場したが、18年ロシア大会予選でグループ最下位で敗退が決まるなど、近年は表舞台から遠ざかる。同26位の日本にとっては“格下”とも言える相手だ。

 しかし、今月19日から2年に1度開催の北中米カリブ海王者を決めるゴールド杯(出場16チーム)が控えている。W杯の出場権獲得が現実的ではないトリニダード・トバゴなどの国や地域にとっては、大陸別の選手権が4年間の“集大成”。前回大会は予選敗退で本戦に進めず、2大会ぶりの出場とあってチームの士気は高い。

 来日メンバーも中堅~ベテラン世代が中心だ。W杯翌年の代表チームは、4年後を見据えて若いメンバー構成になるのが通例だが、現状のベストメンバーに近い構成で日本に乗り込んだ。デニス・ローレンス監督は(44)は、日本戦を「試金石」と表現。「ゴールド杯に向け、日本と試合ができることは大きい」とうなずいた。(岡島 智哉)

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