【U―20W杯】郷家、VARで先制弾が幻に「それで心理状態が不安定になった…」

スポーツ報知

◇U―20W杯 決勝トーナメント1回戦 日本0―1韓国(ルブリンスタジアム)

 【ルブリン(ポーランド)4日=星野浩司】日本は韓国に0―1で敗れ、16年ぶりの8強入りを逃した。後半にMF郷家友太(神戸)がゴールを決めたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でノーゴールと判定され、“幻”となった。

 0―0の後半5分、MF斉藤未月(湘南)の浮き球パスを受けた宮代大聖(川崎)のシュートをGKがはじいたこぼれ球に郷家が反応。左足でゴールネットを揺らしたが、VAR判定で直前に宮代のオフサイドがあったとして得点は取り消された。

 後半は何度も決定機を作り終始、韓国を圧倒したが、同39分、自陣でのパスミスから193センチFW呉世勲にヘディングで決勝点を決められた。

 試合終了の笛を聞いた郷家は「涙が勝手に出てきた」。ゴールが取り消された場面を振り返り、「すごいショックだったのと、それ(判定)が出た瞬間の日本の心というか、心理状態が不安定になったんじゃないかと思う」。試合後、31日に負傷離脱したFW田川亨介(F東京)から「お疲れさま」と携帯電話に連絡が入っていたそうで、「負けてごめんなさい…というのは伝えました」と肩を落とした。

 1次リーグ初戦・エクアドル戦に先発したが、その後はコンディション不良で2試合を欠場。この日は3試合ぶりに先発し、「チームのみんなは待っててくれた。だから感謝の気持ちや恩返ししたい気持ちがかなり大きかった。(今大会は)学ぶというか課題がたくさん見えた大会だった」と振り返った。

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