【清水】次世代育成プロジェクト始動 元選手の高木純平さんが出前授業

スポーツ報知
小学生に向け、自らの経験談などを語った元清水選手の高木純平さん

 J1清水が29日、静岡市内の企業などと連携した次世代育成プロジェクト「エスプラス」を開催した。第1回は「元プロサッカー選手編」として高木純平さん(38)が静岡市・千代田小でキャリア教育をテーマに“出前授業”を行った。

 高木さんはクイズなどを取り入れながら、166人の小学6年生に笑顔で語りかけた。自身の経験を踏まえ、必要なのは「相手の立場になって考えること」「前向きに取り組むこと」と話し、人生の「ターニングポイント」での行動や選択の重要性を説いた。清水ユース出身の自身は清水から札幌に移籍、13年に清水へ復帰するも、その後東京Vで引退した。18年から清水スタッフになり、今年から広報を務める。

 高木さんは「僕はずっと(ジュニアユースからプレーしていた)清水でプレーすることに固執していた。でもプロとして長くプレーするため11年に札幌に移籍した。その決断があったから今がある」と話した。望月咲良さん(6年)は「前向きに取り組む大切さが分かった。生活の中でも実践したい」と、感銘を受けていた。2回目以降は地元企業と清水職員による授業なども行っていく予定。

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